掲載日 : [2009-08-15] 照会数 : 8495
核廃絶へ誓い新たに 韓国人原爆犠牲者慰霊祭
[ 慰霊歌を合唱する婦人会広島県本部のメンバー ]
【広島】民団広島県本部(権五源団長)による40回目の韓国人原爆犠牲者慰霊祭が5日、広島市中区の平和記念公園内の慰霊碑前で行われた。遺族ら約300人が参列した。来日中の李基澤民主平和統一諮問会議首席副議長も参列した。
権団長は、この1年間で新たに亡くなった14人の名前を加えた死没者名簿(過去帳)を奉納し、犠牲者の冥福を祈るとともに、韓半島および世界の恒久平和実現に向けた誓いを新たにした。
民団中央本部の鄭進団長は追悼辞で、世界平和の重要性を強調、北韓の核開発とミサイル連射を批判し、「韓半島の非核化実現へ核の早期完全廃棄」を強く促した。初めて参列した権哲賢駐日大使も「犠牲者の恨を少しでも解くために平和裡に共存・共栄する国際社会の構築に努めなければならない」と強調した。
韓国原爆被害者協会の金龍吉会長が追悼辞を述べた後、青年会中央本部の金宗洙会長が「在日韓国人平和メッセージ」で、北韓および世界に向けて核兵器の廃絶を呼びかけた。
(2009.8.15 民団新聞)