掲載日 : [2009-08-26] 照会数 : 5359
「土曜学校」拡大へ意欲 民族教育振興へ教研大会
第46回在日韓国人教育研究大会(在日韓国人教育者協会主催、東京韓国学校主管)が都内のホテルで開かれた。今年度の研究テーマは、「在日同胞教育機関間の連携強化を通じた民族教育の活性化」とした。全国の民族学校と教育院、民団関係者など150人が、18日から20日まで3日間の日程で討論を深めた。
2日目の「民団・社会分科協議会」では、民団兵庫本部文教部長当時の02年、同胞集住の神戸と尼崎の2カ所で「土曜学校」を立ち上げた呉輝邦さん(民団尼崎支部事務部長)が「兵庫県におけるオリニ土曜学校」の研究発表を行った。
両「土曜学校」は有料制。講師の確保などの問題を抱えながらも着実な成果を上げており、卒業生が本名で中学・高校に通っているという。呉さんは県内での土曜学校拡大に意欲を見せた。
同じく、大阪府守口市立寺方小学校の姜孝裕民族講師は、同胞少数在籍地域での民族学級の運営について課題と現状を報告した。姜さんは、「民族学級は全国どこでも開設できる。大切なのは保護者の要望と地域社会の後押しだ」と強調した。
18日の開会式では権哲賢駐日大使が激励辞を述べ、民団中央本部からは金昭夫副団長が鄭進団長の祝辞を代読した。
(2009.8.26 民団新聞)