掲載日 : [2009-10-15] 照会数 : 7548
在日学徒義勇軍偲び式典 戦死135人今もまぶたに
[ 記念辞で在日学徒義勇軍の崇高な精神の継承を誓う鄭進団長
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【ソウル】北韓の南侵に対して、身を挺して祖国を救うために立ち上がった在日学徒義勇軍の第59周年6・25参戦記念式が9月29日、仁川寿鳳公園の在日学徒義勇軍参戦記念塔前で約300人が参席して行われた。日本からは、在日学徒義勇軍同志会の李奉男会長ら関係者、民団中央本部の鄭進団長をはじめ3機関役員や常任顧問、青年会幹部など約50人が参加した。
安相洙仁川広域市市長、在韓米軍8軍副司令官らが来賓として参席。学徒義勇軍同志会の金炳翼会長の開会辞についで、禹武錫国家報勲処次長が「私たちは在日同胞青年・学生642人の殺身精神と神聖な犠牲精神を、大韓民国のある限り忘れないでしょう」との李明博大統領の祝辞を代読した。
鄭進団長も記念辞で「私たちは在日学徒義勇軍の崇高な精神を忘れず、子々孫々に至るまで継承していく」と表明、「強固な韓米同盟のもと平和を確保し民主統一を必ず成し遂げよう」と強調した。
在日学徒義勇軍は、韓国戦争勃発の際に日本各地から青年・学生642人が自ら志願して入隊、仁川上陸作戦などに参戦した。このうち135人が戦死した。
同志会では、73年にソウル国立墓地に「慰霊碑」を建立。79年には寿鳳公園に「記念塔」を建て毎年記念式を行っている。
(2009.10.14 民団新聞)