掲載日 : [2009-11-05] 照会数 : 9572
「残念」四天王寺ワッソ雨天中止
[ 日ごろの練習成果を発表する建国生徒 ]
屋内で「本祭」代替
400人の舞踊、楽隊を披露
【大阪】大阪市中央区の史跡なにわの宮跡で挙行される「四天王寺ワッソ」(猪熊兼勝実行委員長)は1日、天候が崩れたため、会場を近くの大阪歴史博物館に移し、「四天王寺ワッソ・アカデミー」形式で開催した。雨天中止は3回目。出演者1000人、スタッフ400人、観客数万人に及ぶイベントだけに「残念」の声がしきりだった。
室内会場では、それでも、日頃練習を積み重ねてきた大学・高校生やネットで公募された約400人の出演者が「耽羅」「百済」「新羅」「高句麗」「朝鮮」の時代衣装を身につけ、本祭で行うはずだった舞踊・楽隊を華麗に披露した。また、「大化の改新」を素材にミニ劇場も行われた。
この日の主な参加団体は金剛学園小学校、白頭学院建国学校、大阪芸術大学芸術学科、大阪府立夕陽丘高校、興国高校、宣真高校、蛍池人権まちづくりセンター太鼓クラブなど。客席が150席と少ないため、同ワッソ本祭のスタッフや出演する生徒の保護者らは立ち見での鑑賞となった。
「四天王寺ワッソ・アカデミー」は、日本の古代からの歴史と近隣諸国との交流を体験学習する場として設立され、「国際」「世代」「地域」「青少年」の交流を通じた社会学習に重点を置いている。
(2009.11.5 民団新聞)