掲載日 : [2009-12-09] 照会数 : 5812
<民団神奈川>横浜市の一括採択容認 県に見直し求める
【神奈川】民団神奈川本部(李富鉄団長)は11月26日、神奈川県教育委員会を訪ね、教科書採択地区を1地区に集約するとした横浜市教委の要望を受け入れた決定をあらためて見直すよう請願した。民団中央本部から鄭夢周事務総長と丁榮哲文教局長が同席した。県教委からは山本正人教育長が応対した。
県教委の決定が覆えらなければ、10年度からは横浜市で全国最大の採択地区が誕生することになる。同本部は、横浜市の採択手続きそのものに異議を唱え、「採択地区の小規模化」と現場教員の意見を取り入れた「採択方法の工夫改善」などを打ち出した閣議決定や当時の文部省通知に逆行すると指摘した。民団中央本部でも、「要望書」を通じて全市一括採択の撤回を強く求めた。
山本教育長は、韓日関係に配慮する姿勢を示し、民団側からの請願と要望内容については県教委内部で議論したいと回答した。
(2009.12.9 民団新聞)