掲載日 : [2009-12-23] 照会数 : 8639
<訃報>李英秀氏 民団中央本部顧問
[ 李英秀氏を悼む弔問客 ]
胆管がんのため9日午前1時、自宅で亡くなった民団中央本部顧問、李英秀氏の葬儀が、和歌山市手平の「和歌山セレモ平安」で行われた。12日の通夜には約700人が弔問に訪れた。民団中央本部からは林三鎬副団長と鄭夢周事務総長が焼香した。享年75歳。喪主は夫人の厳正子さん。
故人と30年来のつきあいという崔博さん(民団和歌山本部常任顧問)は「なにごとにもまじめでまっすぐな人だった。いつも二人三脚で活動しながら組織のことをあれこれ話していたことを懐かしく思い出す」と声を詰まらせた。また、金英子さん(婦人会和歌山本部会長)は「民団のことを心配し、どうしたら団員のためになるのかを常に気にかけていた。組織のためにはなくてはならない人」と語った。
慶尚南道出身。地元民団和歌山で監察委員、議長、団長を歴任。民族教育の分野では白頭学院卒業生としては初めて理事長に就任し、3期6年を務めた。民団中央本部教育委員会委員長当時の06年2月には『在日コリアンの歴史教科書』を企画・刊行した。体育会中央本部常任顧問、新韓銀行理事。94年には冬栢章を受章した。
(2009.12.23 民団新聞)