掲載日 : [2009-12-23] 照会数 : 7661
心の温もり届ける 歳末助け合い運動たけなわ
[ 療養者を激励する民団岡山本部の金英雄団長(左) ]
トック,キムチ、コチュジャン…
寒さが一層身にしみるようになった。各地の民団や婦人会は、明るい新年を迎えてもらおうと、心づくしの慰問品や寸志を手に高齢者や寝たきりの同胞宅を回り、心の温もりを届けている。歳末助け合い運動は各地でいまがたけなわだ。
▼民団北海道本部(金泰勲団長)は1日、札幌直轄地区を回り、お米や韓国のり、キムチ、みかん、じゃがいもラーメンなどを届けた。婦人会役員もトックとサムゲタン、手作りのコチュジャンを持って同行した。病気療養者にはさらに寸志とバスタオルも配った。
今年、訪問したのは11世帯。お年寄りたちは「来年も待っている」と口々に喜びを口にしていた。
▼民団宮城本部(李根団長)は18日までの1週間、仙台市内15軒を訪問した。婦人会宮城本部会長も随行し、キムチと温かいスープを届けた。
▼民団愛知本部(梁東一団長)は各支部を通し、県内81家庭に新米5㌔と金一封を配った。
▼民団大阪本部(金漢翊団長)は各支部を通じて約100世帯に電気ポットを配った。
▼婦人会兵庫本部(金彩玉会長)は17日、長田区にある故郷の家・神戸を慰問し、トックをプレゼントした。24日には神戸市灘区にある児童養護施設愛神愛隣舎を訪ねて金一封を贈る。25日には「故郷の家・神戸」が開くクリスマス会に出演してコーラスを披露する。
▼民団島根本部(李燮潤団長)は22日まで各支部とともに県内に在住する75歳以上の高齢者宅50世帯を回り、心を込めて「おもち代」を配った。
▼民団鳥取本部(薜幸夫団長)は毎月、定期的にお年寄り家庭を訪問しているボランティアグループ「アジメ奉仕隊」が、トックを配った
▼民団岡山本部(金英雄団長)は12日、瀬戸市邑久町にある国立ハンセン病療養所長島愛生園を慰問し、愛生園と邑久光明園で余生を送る同胞たちに釜山出身の歌手、崔震出さんの歌をプレゼントした。民団中央本部からは朴相泓生活局長が同行し、鄭進団長からの金一封を届けた。歌謡ショーに先立って、婦人会手作りのキムパやプゴクスープが並んだ食膳を囲んだ。会場は60人でにぎわった。
▼民団佐賀本部(鄭清俊団長)は婦人会とともに3日から1週間かけて県内50世帯を回った。慰問を受けて感激した団員はお礼にと畑からカボチャを差し出した。
(2009.12.23 民団新聞)