掲載日 : [2009-12-23] 照会数 : 7414
「夢の実現」後押し 在日同胞大田で奨学金支給
[ 李九烈さん ]
20人に計1000万ウオン
【ソウル】在日同胞が郷里の大田市に昨年、設立した李九烈奨学財団はこのほど、家庭的に恵まれない子どもたち20人に09年上半期奨学金を支給した。金額はひとりあたり50万ウォン。
同奨学財団を設立したのは栃木市在住の李九烈さん(85、民団栃木本部顧問)。大田市内で行われた授与式で李さんは、「私は子どものころ家庭環境に恵まれず、十分な教育を受けることができなかった。皆さんは自らの夢を実現させるため、あきらめず挑戦していってほしい」と激励した。
李さんは大田市に70年代後半から80年にかけて高速バスと市外バスの各総合ターミナルを建設し、韓国の交通文化発展に貢献してきた。また、ロシア国立交通情報大学が構想した韓・露サイバー大学設立にあたっては技術研修生を受け入れたことで教育面の功績が認められ、同大学から名誉経済学博士の学位を贈られている。同大学の外国人への名誉経済学博士学位授与はこれが初。
(2009.12.23 民団新聞)