掲載日 : [2010-02-10] 照会数 : 5869
『「在日」の家族法Q&A』 最新第3版を発刊
在日を生きる韓国・朝鮮人に適用される婚姻、離婚、親子、相続などの家族法は、本国法と日本法が複雑に絡む。具体的にはどんな法律や実務によって仕切られているのか。これを分かりやすく解説した『「在日」の家族法Q&A第3版』(A5版470㌻、写真)が完成した。
編集と執筆にあたったのは在日の司法書士を中心とする「定住外国人と家族法」研究会(趙慶済代表、立命館大学非常勤講師)。86年から研究を継続、その成果を第1版として01年、06年には第2版を出してきた。
第3版では韓国の改正「民法」と「家族関係の登録等に関する法律」に完全対応し、09年7月に成立した日本の「入管法等改正法」「住基法改正法」にも言及している。研究会の李光雄さんは、「在日の家族法については、本書が日本の法曹界をリードしてきた自負がある」という。
1月30日には京都市内のホテルで出版記念会が開かれ、各地の司法書士や弁護士、民団関係者ら230人が出席した。民団京都・右京支部の河鉄也支団長は「この本は在日韓国人のバイブル」と語った。 定価3600円。日本評論社刊(℡03・3987・8621)。 (2010.2.10 民団新聞)