掲載日 : [2010-03-10] 照会数 : 5298
<軍人会総会>郷軍奨学金募金に協力 6・25参戦60年迎え
[ 総会で今年度活動方針案を説明する李奉男会長 ]
6・25韓国戦争に日本から義勇軍として参戦した当時の在日学徒とその遺家族で構成する在日学徒義勇軍同志会・在郷軍人会日本支会(李奉男会長)は2月27日、東京・港区の韓国中央会館で第45回定期総会を開き、韓国戦争勃発から60年を迎える今年度の活動方針を決めた。主要方針は郷軍奨学金「1世帯1万ウォン募金運動」の展開。これは戦死者の子弟を対象としたもの。本国の在郷軍人会が100億ウォンを目標に展開している。日本支会としても積極的に協力していく。
今年、6・25勃発60年を迎えて韓国国内で開催される各種行事には青年会と学生会からも参加者を募り、安保意識の高揚を図る。組織活性化に向けては日本に居住する除隊軍人の加入を呼びかけていく。総会ではまた、会名変更の提起もあった。「義勇軍」は当時、北韓でも使用していたことから、「在日6・25参戦国家有功者会」「在日6・25参戦同志会」「在日6・25参戦軍人会」などの案が出ている。
6・25韓国戦争には在日同胞学徒642人が義勇軍として参戦、135人が尊い命を失った。60年を経た現在、会員の平均年齢は83・5歳。正会員の減少で今後は遺家族を中心に活動を展開することにしている。
(2010.3.10 民団新聞)