掲載日 : [2010-05-19] 照会数 : 7130
テコンド韓国国家代表が指導 全徹寿さん
[ 子どもたちを見守る全徹寿さん ]
長田区拠点に
【兵庫】テコンドの韓国国家代表選手、在日3世の全徹寿さん(33、4段)が、神戸市長田区を拠点に尼崎市や大阪市にも道場を開いて後進を育てている。国家代表選手が直接指導にあたるのは全国でも珍しい。求められれば学校への出張指導も行う。練習生は合わせて100人を超す。
全さんとテコンドとの出会いは21歳のとき。学校の先輩から進められて、兵庫県三田市にある教室に通いだしたのが始まりだ。日々練習を重ねるうちにテコンドの魅力にはまっていった。全さんは、「テコンドは自分との闘い。体、特に精神を強くしてくれた」とその魅力を語った。生徒たちにも「テコンドを通じて、礼儀の大切さを学んでほしい」という。
長田区の道場に通う黄祥基くん(5、10級)は「友だちもできたし、楽しい。将来は消防士になりたい」と笑った。中村康平くん(7、6級)はこの教室に通って2年。「将来は金メダルをとりたい」と力強く答えた。
テコンド教室への問い合わせは「キックアーツ」(℡078・611・9977)。
(2010.5.19 民団新聞)