掲載日 : [2003-06-04] 照会数 : 7258
東成区・中本小に民族学級 4年かけ開設(03.6.4)
[ 父母の見守るなか学習するオリニ ]
大阪市内94校目
【大阪】大阪市立中本小学校(児童323人、菊池岩男校長)に5月28日、民族クラブ「クム(夢)モイム(集まり)」が開設された。大阪市内では94校目の民族学級。1年生から6年生までの在日同胞児童20人が参加している。
同校は在日同胞の多住する東成区にあり、外国人教育の加配校に指定されている。開設に向けた準備は4年前から始まった。01年10月31日には全校規模の「韓国・朝鮮の文化にふれる集い」を開催。PTA新聞でも取り上げられ、民族学級開設への雰囲気が高まった。02年からは学期ごとに韓国文化にふれる学習会や集いを開くなど、一歩一歩準備してきた。
授業は当面、月1回のペース。初日は金仁淑民族講師の指導のもとハングルで本名を書く練習を行った。韓国語の歌「オディ・イッソヨ(どこにいるの)」も習った。
わが子の学習する姿を見守っていた尹愛貞さんは「民族クラブができてよかったと思います。週1回にしてくれたらよかった」と話していた。
菊池校長は「今年中に保護者会を創設したい。そのときから週1回の授業にしていきたい」と述べた。
(2003.6.4 民団新聞)