民団中央本部主催による「元中央団長朴炳憲先生追悼式(民団葬)」が18日、東京都港区南麻布の韓国中央会館8階大ホールで、権哲賢駐日大使、民団幹部、団員、傘下団体、韓日親善協会、山口那津男公明党代表ら日本政党関係者など約300人が参列してしめやかに行われた。
鄭進実行委員長は追悼辞で、故朴炳憲先生が1950年の北韓の南侵による6・25戦争時には救国の一念で在日学徒義勇軍に参加、その後には在日の青年運動で活躍、さらに民団中央幹部、団長として、祖国の発展と在日同胞の権益擁護、海外同胞間の紐帯強化などに大きく貢献したことをたたえ、「遺志を受け継ぎ同胞社会と祖国の継続発展に尽力する」と表明した。
友人代表として追悼辞を述べた金守漢韓日親善協会会長(元国会議長)と辛容祥民団中央本部常任顧問は、故人の祖国と在日同胞に対する透徹した使命感に触れ、「民団発展の礎石を築いただけでなく、民団と本国政府をはじめ各界要路との意思疎通を拡大、民団に対する韓国国民の正しい認識を定立するのに大きく寄与した」と強調した。
バイオリニスト丁讃宇氏による追悼演奏の中、遺家族が献花。実行副委員長の黄迎満中央本部議長、金昌植中央本部監察委員長と、遺家族を代表して故朴炳憲先生の長男・星圭氏が参列者にそれぞれ謝辞を述べた。
参列者は、権大使を先頭に、相次いで献花。故人の業績と人柄をしのび、同胞社会の発展と韓日友好親善関係の強化に努めることなどを誓った。
(2011.5.25 民団)