1950年6月の韓国戦争勃発時に日本から祖国防衛に立ち上がり、いまは韓国に在住する在日学徒義勇軍同士会(金炳翼会長)から13人が1日、日本からの出征地となった福岡を訪問した。韓国在住同士会の日本訪問は昨年に続いてこれが3回目。
一行は前日に東京入りした。韓国中央会館では民団と在日学徒義勇軍同志会、在日大韓体育会、公館関係者ら多数の出迎えを受け、夕方から民団主催の歓迎晩餐会に臨んだ。席上、民団側を代表して韓在銀副団長が鄭進団長の歓迎辞を代読した。
韓国戦争勃発時、在日学徒義勇軍として参戦した同胞青年学生は642人にのぼる。このうち135人が戦死。生存者の中でも韓日間の国交が回復していなかったなどの事情により、265人が生活基盤のある日本への帰還を閉ざされた。いまも韓国に在住する同志会会員は60数人。
(2011.7.13 民団新聞)