日本語を母語とする在日韓国人学生による第17回ウリマルイヤギ大会(主催、韓国教育財団・民団中央本部)が9日、東京・港区の韓国中央会館で開かれ、全国各地の小学校から高校生までの代表16人がさまざまなテーマで競い合った。
スピーチ内容を聞くと、アイデンティティーの狭間で揺らぐ心模様を訴えたものが目立った。一方で韓流を追い風に、日本語と韓国語の双方に通じていることを自らの強みとして意識していることもわかった。
大賞には金剛学園高等学校3年生の金光太君が選ばれ、金甫首席教育官から表賞を受けた。金君は本籍地の慶尚道を真の故郷と意識するに至った経緯を、慶尚道なまりをキーワードにユーモラスに語った。金賞は金珠弥ちゃん(埼玉県北本市立北小学校4年)。
このほか、民団中央本部団長賞、民団東京本部団長賞、婦人会中央本部会長賞、特別賞などが出場者全員に贈られた。民団中央本部から韓在銀副団長が出席し、鄭進団長の激励辞を代読した。
(2011.7.13 民団新聞)