掲載日 : [2003-07-17] 照会数 : 4914
もっと知りたい隣国の文化 姉妹校と合同授業(03.7.16)
[ 一緒にユンノリを楽しむ生徒たち ]
神奈川県立白山高校…生徒会主催「ユンノリ大会」も
【神奈川】韓国の利川第一高等学校(京畿道利川市、安仁植校長)から2,3年生の生徒20人が教職員引率のもと訪日。11日、姉妹校縁組みをしている神奈川県立白山高校(横浜市緑区、野村武校長)で「ハングル」を選択している日本人生徒20人と交流した。
午前中の合同授業では語学学習の一環として、尾崎豊の曲「I Love You」を韓国語と日本語で歌いあった。韓国語のタイトルは「サランヘ」とした。午後は2クラスに分かれ「日韓の美術」と「韓国の美術」について講義を受けた。
また、白山高生徒会主催の歓迎会も開かれ、8つのグループでユンノリに歓声を上げた。白山高校側はユンノリが初めてという生徒が大半を占めていたため、利川第一高校の生徒が進行役を務めていた。両校生徒には授業中に見せた緊張感もなく、片言の韓国語と英語で会話を楽しんでいた。
利川第一高校のある利川市は高麗青磁を復興させた故柳海剛が窯を開いた地。同高校でも陶芸デザイン科を置いて高麗青磁の後継者育成に努めている。一方、白山高校でも穴窯を持ち、陶芸指導を行うなどの共通点がある。こうしたことから両校は01年、姉妹校の結縁をした。
これを契機に昨年10月には白山高校の2年生徒200人が修学旅行で利川市を訪れた。なかでも一般家庭でホームステイを体験したことが生徒たちに「一生忘れられない最も思い出に残る体験」と評価されたことから、今回は白山高校側が「韓国の生徒たちにも同様の機会を提供したい」と利川第一高校の生徒を招待したもの。
(2003.7.16 民団新聞)