掲載日 : [2003-07-17] 照会数 : 7141
池田中「ハングル教室」開講 同胞父母らの訴え実る(03.7.16)
【大阪】大阪府池田市の公立学校としては2校目となる課外活動での民族教育の取り組み「ハングル教室」が11日、市立池田中学(小池弘道校長)で始まった。
同市は大阪府北部の豊能地区に位置し、在日同胞の少数在籍地区だが、昨年6月には地区で初めて呉服小学校で「母国語教室」が開講している。これを受けて地区の同胞保護者たちが、呉服小の「母国語教室」を卒業した同胞生徒に引き続き学習を続けさせたいと市教委に要望してきたもの。
この日の開講式には在籍生徒10人が参加した。開講に先立って池田中学の小池弘道校長は、「言葉を一生懸命学び、今後の学習にも生かしてほしい」と激励した。このほか、「ハングル教室」の開講を後押ししてきた民族教育文化センターの金光敏事務局長、市教委の関係者、民団豊能支部の朴龍伊顧問らが祝辞を述べた。
指導にあたる柳敬修さんは池田中学の出身で呉服小でも民族講師を担っている。保護者会会長で池田中保護者の李英子さんは「呉服に次いでの開講で感無量です」と話した。池田中学校は市内では在日同胞の多数在籍校。20数年前から「朝鮮文化研究会」の取り組みもある。
(2003.7.16 民団新聞)