掲載日 : [2003-07-30] 照会数 : 6918
ちびっ子交流各地で オリニ臨海・林間学校始まる(03.7.30)
[ 魚をつかみ取りして喜ぶオリニたち(三重・桑名)
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[ キャンプファイヤーの様子(神奈川) ]
夏休みに入り、各地でオリニを対象にした臨海・林間学校が始まった。今年は全国の27地方30カ所で計画されており、トップを切って神奈川や宮城、三重・桑名、青森などで開かれた。
民族色も取り入れて
【神奈川】民団神奈川では、夏休み入り直後の19日から21日の3日間、足柄ふれあいの村でオリニ54人をはじめ青年会のスタッフあわせて70余人が参加して行われた。
初日の入村式に引き続いてウリマル学習やハングルかるた取りなどが行われた。例年より梅雨明けが遅れ、天候が危惧されたものの雨は降らず、関係者を一安心させた。
キャンプファイヤーには尹隆道議長が韓服を着て仮面を被って登場し、子どもたちを驚かせた。夕食はオリニら手作りのカレーをほおばった。
【青森】民団青森県本部(李斗浩団長)の青少年夏季林間学校は22日から24日まで、県内中津軽郡相馬村の「星と森とロマントピアそうま」で青少年20余人と父母らあわせて50余人が夏のひとときを楽しんだ。
ウリマルなど民族的な素養を学ぶと同時にオリニ同士が交流を楽しんだ。また3日間の食事は婦人会のオモニがつきっきりで腕をふるい、閉校式ではオリニから「カムサハムニダ」の可愛いお礼を受けた。
【三重】民団三重・桑名支部(殷鍾秀支団長)でも20日、三重郡菰野町千草の朝明キャンプ場でオリニ16人はじめ民団関係者など39人が参加して開かれた。
梅雨明け前のあいにくの大雨にたたられ、予定を切り上げて開催した。バーベキューは開始して1時間ほどで激しい雨に見まわれて中断したが、恒例のマスつかみは無事に消化でき、参加したオリニたちは大喜び。
同支部の林間学校は、30年以上にわたって開かれており、オリニたちにとって夏休みの重要な行事として定着している。
【宮城】民団宮城県本部(朴鍾煥団長)のオリニ林間学校は20日から22日まで、黒川郡の「ウェルサンピアみやぎ泉」でオリニ27人保護者ら20余人が参加して開かれた。
ウリノレ、愛国家、太極旗の書き方などを習ったあとは折り紙、スイカ割りなどを楽しんだ。オリニからは「来年もまた来たい」という声が相次いだ。
【長崎】民団長崎県本部(李重植団長)の県下合同臨海学校が27日、大村市の黒木キャンプ場で小中学生のオリニ50余人、父母や引率者70余人の120余人が参加して開かれた。
臨海・林間学校用の教材「ウリナラ」を使ってハングルの書き方、簡単なあいさつなどを学んだ。勉強の後はバーベキューや抽選会、スイカ割りなどを楽しんだ。
(2003.7.30 民団新聞)