掲載日 : [2003-08-20] 照会数 : 4826
「民族教育プラス学力」 東京韓学中等部(03.8.20)
在日同胞対象…カリキュラム強化
新年度生徒募集
来年4月に開校50周年の節目を迎える東京韓国学校(孫性祖理事長、金龍満校長)は、04学年度から中等部に入学する在日同胞(永住者)生徒のため民族教育と学力を保証する特別カリキュラムを用意して生徒募集にあたっている。
同記念事業の一環で、同校理事会が都内民団各支部を回って説明を行っている。早くも入学希望者が出ており上々の滑り出しとなった。
主要教科は日本の一流といわれる私立高校への進学を前提に生徒の習熟度に応じたクラス分け授業を行う。特に英語については日本の中学の標準的なカリキュラムを大幅に上回る週10時間編成。読解、文法、作文、聞き取り、ネイティブ教員による会話に区分したきめ細かい授業は、語学教育を重視する東京韓学ならではのもの。夏と冬の長期休暇期間中には会話とヒアリング能力向上のための特別キャンプも予定している。
韓国語は卒業時までに日常会話が可能な韓国語能力試験3級以上の実力を目指す。韓国国史は日本語に翻訳された韓国の教科書を使い、授業も日本語で進める。これと関連、在日同胞としての自己認識確立のため「在日同胞史」も取り入れる。
このほか情報技術(IT)、体育、音楽、美術、技術、家政の各授業は韓国語だが、日本語に堪能な本国生徒をトウミ(ボランティアの補助友人)として配置する。
初年度募集人員は20人の予定。問い合わせは同校理事会。電話03(3357)2286。
(2003.8.20 民団新聞)