掲載日 : [2003-09-18] 照会数 : 3819
泉北支部 デイサービスが5周年(03.9.17)
【大阪】在日社会の高齢化が進む中、年老いた1世の集いの場をいち早く立ち上げた、民団泉北支部(金徳植支団長)の街かどデイハウス「和泉ムグンファハウス」(尹晋官運営委員長兼同支部副団長)が5周年を迎え、6日に和泉市立北部総合福祉会館で記念式典が開かれた。
民団大阪府地方本部(金昌植団長)の任正福事務局長はじめ金秀組織部長、稲田順三和泉市長や福祉関係者ほか同ハウスのハルモニ、ハラボジら150余人が参加した。金支団長は「ムグンファハウスが、同胞社会の福祉の拠点になるよう、お互い助けあい健康で明るく、地域に密着したデイハウスをこれからもめざしていきます」と、5周年の喜びと新たな決意を述べた。
午後からは同支部の敬老祝賀会も開かれ、お年寄りたちは、婦人会同支部(張奉順会長)が準備したチヂミや蒸し豚、キムチなどの韓国料理が詰め込まれた手作り弁当を美味しそうに頬張り、楽しく過ごした。
アトラクションでは、歌謡曲のリズムにあわせて李順南ハルモニ(79)が満面の笑みを浮かべて踊りだすや、「チョアヨ!」の声援が飛び交い拍手が沸いた。また同ハウスのハルモニたち15人が感謝の気持ちをこめて、チマ・チョゴリ姿でチャングの音に合わせアリランの歌を披露した。
今年7月に立ち上がった和泉市11カ所の街かどデイハウス連絡会(廣瀬聡夫委員長)は、こういった民団の取り組みが在日コリアンの位置づけとしての試金石になると、これからもお互い手を携え、お年寄りたちの憩いの場を提供していきたいと語っていた。
金支団長は、これから増える要介護者に、行き届いたケアができるような環境設備を整えていきたい、としている。
(2003.9.17 民団新聞)