【大阪】民団大阪本部傘下の通所介護事務所、社会福祉法人ハナ集いの家「ムグンファ」(鄭鉉権理事長、朴清施設長)が2日、開所から1周年を迎え、施設の置かれた民団八尾支部会館内で記念の式典を開催した。利用者30人のほか、八尾市からは山本裕三副市長が駆けつけた。
朴施設長は「食事が美味しいと評判で、利用者や地域の人たちに喜んでもらえる施設になりつつある」とスタッフに感謝の言葉を述べた。アトラクションでは金剛学園小学校舞踊部の児童たちが、「扇の舞」やサムルノリを披露した。見守っていたハルモニたちからは、「ヨルシミチャルヘッタ(一生懸命よくやった)」といった声がかけられた。
民団大阪本部は財団法人大阪韓国人福祉協会と社会福祉法人「ハナ集いの家」を利用して福祉事業を推進中。通所介護事務所は八尾のほか、布施、枚岡、吹田、豊能、西成、泉北の6支部でも開所している。なかでも八尾は送迎や運動機能の向上、入浴などのサービスのほか、看護婦も常駐しており、利用者の満足度は高いという。式典に出席した鄭理事長は「さらなる成長と発展を期待している」と激励した。
利用者の一人、金梅紅さん(91)は、「みんな楽しく過ごしています。食事も美味しく、ひとりでも多くの人たちに来てもらいたいです」と話していた。
(2014.3.12 民団新聞)