婦人会中央本部の第25期定期中央大会(3月28日)は、余玉善会長による2期6年間の任期が満了したことに伴う。人事大会とあって中央委員、代議員のほかにも130人以上の傍聴人が加わり、全体で400人以上が会場を埋めた。この光景を見た婦人会中央の顧問からは「選挙もたまにはいい。活性化する」といった感想が聞かれた。
新会長には単独候補の朴善岳氏の就任が決まり、引き続き監査3人を選ぶ選挙が行われた。立候補者は6人。それぞれの所信表明を聞いたうえ、投票に入った。その結果、姜貞子氏(前副会長、京都)、劉代永氏(前文化部長、奈良)、金貞子氏(前総務部長、埼玉)の当選が決まった。
余前会長は大会冒頭のあいさつのなかで、「6年間全国を回り、多くの会員から力づけられた。なかでも東日本大震災被災地での炊き出し活動は忘れられない。いまは一人ひとりへの感謝の思いで胸がいっぱい」と涙ぐんだ。民団中央本部の呉公太団長は、「余前会長は指導性を発揮し、婦人会にとどまらず、民団と本国の発展にも貢献してきた」とねぎらった。
大会に先だって行われた第28回中央委員会では、13年度の各部署別活動報告と決算、14年度の活動方針案、予算案がすべて原案どおり承認された。この日、新役員は総務部長(金英子氏、東京)だけが発表された。
(2014.4.9 民団新聞)