掲載日 : [2003-09-25] 照会数 : 3488
10月のマダン 今年も全国30カ所で計画(03.9.24)
一番人気は運動会…長野・山梨は合同開催も
各地の民団は、今年も大規模な団員交流の集い「10月のマダン」を開く。10月のマダンは、地域に居住する1世から4世、5世まで全世代の同胞の親睦と交流を図ろうという企画。地域の中で分散している状況の中でも、年に1度は一堂に会して同胞交流楽しんでほしいという思いが込められている。
今年「10月のマダン」を計画しているのは29地方本部30カ所。最も多いのが、全世代が楽しむことができる運動会。今年も、三重、奈良、滋賀、和歌山、岡山、福岡、熊本の7地方。また運動会ではないが、石川ではボウリング大会、長崎は恒例のソフトボール大会、愛知ではオモニバレーボール大会が計画されている。
一方、隣接する長野と山梨が「合同民団祭」を実施する。合同のマダン開催は、高麗神社で開かれた関東地協のマダン以来のもの。隣接地域に居住する同胞の交流も、新しい試みだ。
また東京では、東京韓国学校が創立50周年を迎えたこともあり、民団と合同で祝賀のマダンを開催する。このほか、山形恒例の「芋煮会」をはじめ埼玉の高麗神社での「民団祭」など各地で同胞同士の和やかな交流が見られそうだ。
10月のマダンは、民団が創団した10月を記念して行われているもの。分散居住しているために同胞同士の交流が薄れつつある中で、多くの世代が地域ごとに同胞との交流を深めることによって、より温かい絆を作ってほしいという願いが込められている。そのために、各地方が地域の状況を考えながら、1世から4世や5世までが集える催しを企画してきた。
(2003.9.24 民団新聞)