民団中央本部人権擁護委員会(委員長=李根茁・前宮城県本部団長)の第1回会議が19日、韓国中央会館で開かれた。
人権擁護委員会は、在日同胞を主なターゲットに人種・民族差別を扇動するヘイトスピーチなどの根絶にむけ、対内外にきちんと情報発信をしていくために設置された。
このため、①在日の人権状況のアピール②マスコミ、ネット対策の講究③市民団体との連携および支援の強化④全国的なネットワークの設置などに努め、在日外国人の人権に関わる法制定を目指し、人種差別撤廃条約で日本が保留している条項の批准を日本政府に働きかける。
この日の会議には、呉公太中央本部団長が担当副団長の呂健二副団長とともに参加。在日韓国人をはじめとする外国人住民の生命と安全を脅かすヘイトスピーチ・ヘイトクライムが一日も早く根絶されるよう、「人種差別を扇動するヘイトスピーチを禁止し処罰する法律の制定を求める要望書案」などについて検討した。
委員会は、毎月1回定例会議を開き、必要に応じては各種会議、集会などを開催するとともに全国各組織と連携して運動を推進する。
(2014.5.28 民団新聞)