【石川】婦人会中央本部(朴善岳会長)の14年度全国大研修会が5日、石川県加賀市で近畿地協を対象に始まった。通算232回目。朴新執行部が初めて取り組む全国レベルの事業とあって、民団中央本部から呉公太団長が参席。大阪、兵庫、滋賀の各民団からも団長らが駆けつけた。参加者は来賓を含めて310人を数えた。
全国大研修会は婦人会が年に1回、地協単位で3日間にわたり交流を深める場。今年で36年目を迎えた。朴会長は「婦人会のなにものにも代えがたい宝」と話す。開会式では、全国の会員が手を携え、地域に貢献して、韓日関係改善へつなげていこうと呼びかけた。
民団中央の呉団長は「継続こそ力。研修会を通して会員相互の絆、婦人会の絆が深まることを願う」と激励した。
朴寅東弁護士が相続関係、在日同胞脱北者の李三奉さん(民主平和統一諮問会議近畿協議会)が「北韓の実情」について講義した。
また、4月の大会で会長職を終えた大阪本部の賓春花前会長(金秋江会長が代理)、奈良本部の李鍾任前会長、和歌山本部の金英子前会長の3人に朴会長から感謝牌と記念品が贈られた。大阪、兵庫、滋賀、奈良、和歌山の会員8人には組織貢献の感謝状も。
大研修会はこの後、中北地協(京都含む、12〜14日・石川県)、九州・中国地協(17〜19日・山口県)、関東地協(24〜26日・千葉県)、東北地協・7月2〜4日・山形県)と続く。
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若手会員育成に意欲…朴善岳会長
婦人会は今年、創立65周年を迎える。朴会長は「責任の重さを痛感している。若手会員を育て次世代育成につなげていきたい」と意欲を新たにしていた。
研修会参加者からは朴新会長の指導力に期待する声が聞かれた。
大阪本部の金秋江会長は「組織力はすなわち絆の力。会員がひとりでも多く集まるよう、中央本部が率先して会員を引っ張っていってもらいたい」と述べた。同本部の朴静子財政部長も「新しい親睦事業を広げてほしい」と要望した。また、兵庫本部の李慶子会長は「支部の活性化につながるような指導を望む」と語った。
(2014.6.11 民団新聞)