婦人会東京本部「国際伝統文化教室」の受講生が21日、東京・新宿の韓国文化院ハンマダンホールで第1回発表会を行った。民団東京本部の金秀吉団長をはじめとして支団長も多数、激励に駆けつけた。
韓国舞踊、韓国民謡、チャンゴ、カヤグム、韓国カラオケなど7講座から30数人が出演。会場を埋めた観客400人を前に、約10カ月間積み重ねてきた練習の成果を披露した。
オゴ(五鼓)で華麗に幕開け。韓国古典舞踊科の受講生は「散調基本舞」で優美な動きを披露し、会場からアンコールのかけ声を浴びた。
韓国カラオケ講座の受講生たちは振り付けに合わせ、新民謡「江原道アリラン」などを声高らかに披露した。会場からは応援の手拍子が送られた。メンバーの1人、河榮希さんは「練習不足のため、出番を待つ間、舞台裏で何回も振り付けを繰り返した。緊張していたけれど、温かい手拍子に励まされた」と感謝していた。
カヤグムではアリラン演奏のほか、韓国民謡の並唱も加わった。カヤグムの指導にあたる金美仙さんは、「初舞台でいろいろハプニングもあったが、練習の積み重ねがあったおかげで修正できた。生徒たちは教えた以上の実力を出していた」と及第点を与えていた。 このほか、韓国音楽友の会や三味線演奏の「紀の会」など、日本人の実力派グループも加わり、出演者総数は最終的に150人を数えた。婦人会東京本部の河貴明会長は、「今日は国際伝統文化教室にふさわしい韓日交流の舞台となった。受講生も、夢があれば途中で練習を辞められない。来年も継続していきたい」と語った。
韓国文化院の沈東燮院長からは、韓国カラオケの金日権さんをはじめとする講師8人に感謝状が贈られた。
(2014.6.25 民団新聞)