【京都】公的機関や公益法人に多額の私財を寄付した個人、団体を対象とした紺綬褒章が6月23日、京都市役所で沈基洙さん(民団京都本部常任顧問、京都慶尚南道道民会会長)に贈られた。今回は寄付額が規定を大きく上回っていたため、併せて木杯1組台付も贈与された。
沈さんはユネスコ世界遺産に指定されている京都市の文化財、二条城保全のための1口募金として1000万円、京都マラソンをはじめとする京都市スポーツ振興基金にも1200万円を寄付するなど、市政の推進に貢献してきた。
安倍晋三首相に代わって褒章を手渡した門川大作市長は、「人のために尊い仕事をし、財政的に大変な状況下にあった京都マラソンの継続にも大きな寄付をいただき、感銘を受けた」と称えた。
これに対して、沈さんは、「人に奉仕し、協力するのが好き」と述べ、これからも京都マラソンに賛助していくことを約束した。
(2014.7.9 民団新聞)