科技協提供 同胞教授セミナー
東京韓国学校に通う高校生を中心に15人が12日、東京・文京区の東京大学で同大学院理学系研究科の朴民根准教授から生物科学の講義を受けた。これは東京韓学メンタープログラムのメンティー生徒に対する「名士と共に行う進路開発運営」の一環。在日韓国科学技術者協会(科技協、洪政國会長)がメンターを務めた。
科技協が12年、東京韓学生徒と韓国人留学生との交流会を設けたのが始まり。昨年は中学生を対象に、東大で同胞教授から専門の研究分野について講義してもらった。今年度は対象を高校生とした。
洪会長は「この中から将来、実力主義の科学技術分野で世界的に活躍する後進が出ることを願っている」と述べた。
朴准教授は専門の研究分野についてかみ砕いて語り、科学者として欠かせない洞察力について強調した。生徒たちは講義終了後、大学内で朴准教授と洪会長を囲んで食事を共にし、多くの質問を投げかけていた。26日は工学(物理学)分野の講義を予定している。
(2014.7.16 民団新聞)