【鳥取】民団鳥取・米子支部(金孝行支団長)は12日、駐神戸総領事館の元鴻植領事を講師に招き、同支部会館で韓日関係をテーマとする時局講演会を開いた。韓国の外交官から直接話を聞ける機会は珍しいとあって、地域住民の関心を呼び、約40人が詰めかけた。
元領事は、緊張関係下の最近2年間でも自治体間の友好・姉妹提携数がさらに21増えて193になったと指摘。「政治は政治、交流は交流。人と人との関係は熱い」と力説した。特に今年が友好提携20周年の鳥取県と江原道は「交流のモデル」と述べた。さらに、来年の国交正常化50周年に向けて「両国の関係がよくなるよう総領事館も頑張りたい」と意気込みを見せた。
第2部では元領事自らキムパとビビンククスづくりに腕をふるい、参加者全員で食卓を囲んだ。参加者からは「領事のお話を聞けて、民間交流の大切さも理解できた」という声が聞かれた。
(2014.7.30 民団新聞)