在日韓国婦人会(朴善岳中央本部会長)の65周年記念式典および2014年度本国研修会が1日から4日までソウルで開かれ、全国から約350人の幹部が出席した。 2日の全国会長団会議後に行われた創立65周年記念式典(写真)には、民団中央本部から呉公太団長と韓在銀監察委員長が来賓として参席した。
朴会長は記念辞で「1949年6月の結成から『偉大なオモニと賢明な妻になる』との綱領を掲げ、今日まで固く結束し、祖国と同胞社会の発展のために苦楽をともにしてきた」と強調。「65周年を迎え、時代の変化に対応して若い世代の積極的参加を促すために、今後30代から50代を対象にしたセミナーを開催するなど、果敢にチャレンジしていく」と「学習する婦人会」に加え、次世代の育成に一層力を注ぐことを明らかにした。
呉中央団長は祝辞で「婦人会は、在日同胞の法的地位向上のため権益闘争、韓日親善増進をはじめ、これまで民団が推進してきた各種事業と運動の先頭に立って実践してきた」とし、感謝を表明。「在日同胞を対象としたヘイトスピーチ(憎悪表現)には一緒に力を合わせ全国的に対応活動を推進しよう」と呼びかけた。
与党セヌリ党の金武星代表は祝辞で、88年ソウル五輪時の募金、IMF通貨危機時の送金などで示された婦人会および民団同胞の不動の愛国心に感謝を述べ、「婦人会の役割はますます大きい。韓日関係でも大きな役割を期待している。私も未来志向的な韓日関係の構築に尽力していく」と表明した。
金守漢韓日親善協会中央会会長も「700万にのぼる在外同胞の存在は貴重であり民族の資産だ。特に在日同胞は祖国の発展のために終始一貫して支援・協力を惜しまなかった。韓日親善にも大きな役割を果たした」と感謝を述べた。
金泰煥韓日議員連盟代表代行は「議連は今後、民団はもちろん婦人会の活動を全面的に応援する」と強調。さらに「来年には国交正常化50周年を迎える韓日関係の改善・発展へ一層努力する」と明らかにした。
金姫廷女性家族部長官は「現在悪化している韓日関係の改善にも大きな役割を果たしてほしい」と要望した。徐辰源新韓銀行長も「婦人会のますますの発展を願っている」と祝辞で激励した。
式典では、女性家族部長官賞(10人)、駐日大使表彰(5人)、民団中央本部表彰(10人)の授与が行われた。
(2014.10.8 民団新聞)