2012年に初めて実施された韓国国政の在外国民投票に関する意見交換会が10日、東京・港区の民団中央本部で行われた。在外国民選挙人を担当する外交部が主催。登録及び投票所を提供した駐日公館関係者と投票する立場にあたる民団をはじめ韓人会、貴金属協会など新定住者団体ら合わせて16人が参加した。
日本での意見交換会は今回が2回目。参加者からは在日同胞選挙人の便宜を図るため、①公館以外の投票所設置②ネットによる選挙人登録制度③一度の登録で何度でも投票できる「永久登録制度」など、改善を求める意見が出された。
また、在外国民選挙人が投票日に本国滞在中でも現地で投票できるよう便宜を図ってほしいとの意見もあった。
在外国民の韓国国政参加は12年4月11日の国会議員選挙で初めて実施、同年12月の大統領選挙でも投票が行われた。初の試みでもあり、選挙人の登録方法や投票方法に制限があり、改善する声が高まっていた。
(2014.11.26 民団新聞)