【埼玉】民団埼玉本部(景民杓団長)は6月27日、県内在住の新定住者に呼びかけ、埼玉韓国会館で「新旧定住同胞和合の集い」を開いた。民団の取り組みをアピールし、今後の参加を促すのが目的。同本部としては初の試み。60人が参加した。
自己紹介によれば、来日したのはそれぞれ10〜20年以上も前。団員登録を済ませながら、本部会館に足を運んだのは初めてという参加者が目立った。景団長も「約3分の2は初めて見る人たち」と驚いていた。
飯能市から参加したある女性は来日して26年。「店が忙しくてなかなか来る機会がなかった。地域の日本人との交流がほとんどなので、同胞と知り合えるのはうれしい」と喜んでいた。
川口市で韓国語の講師を務める李淑炯さんも、民団行事への参加はこれが初めて。「民団が地域同胞のために頑張っているのを初めて知った。民団組織を通じてもっと多くの人たちがお互いに助け合わなければならないと思った」と語った。
南仁子さん(川越市)は「いろんな人と知り合え、なんだかやる気が出てきた」と笑顔を見せた。
民団中央本部の前事務総長で朝鮮奨学会代表理事の鄭夢周さんが、記念講演を行った。
(2015.7.8 民団新聞)