【長野】民団長野支部(金正太郎支団長)は19日、長野市内の韓国料理店で第3回「韓国文化フェスタ」を開催した。「フェスタ」は支部活性化を目的に13年から始まった。今年は韓日国交正常化50周年と同支部創団60周年の祝賀会を兼ねて、日本人市民にも参加を呼びかけた。この結果、会場は75人で満員に。一緒になって韓国料理を囲み、親交を深めた。
韓国美術にも造形の深いアートアドバイザーの堀内雅俊さんが、韓日間の相互理解をテーマに講演。同支部で韓国語を学んでいる日本人らが童謡「ふるさと」を披露し、在日同胞の側も韓国の親しみやすいポピュラーソングを歌った。
15年前から韓国大好きのファンだという市内の主婦、横山まゆみさんは、「『国同士の友好に貢献する』というとおおげさですが、県内でもっと韓国ファンを増やしたい」と話していた。
民団長野本部の朴永大団長をはじめ、地元選出の小坂憲次・若林健太両参議院議員(自民党)も参席し、それぞれ祝辞を述べた。
米子支部でも
【鳥取】民団米子支部(金孝行支団長)は11日、「丸ごと1日韓国デー」とし、同支部ならではの韓国文化を発信した。国交50周年を迎えたのを記念した地域住民とのふれあい企画だ。
午前中は「夏バテ防止スタミナ韓国料理教室」。食欲の減退するこの時期にぴったり合ったピリ辛料理の作り方を紹介した。講習を終えると試食会に臨み、婦人会米子支部が準備した心づくしのテールスープなどとともに味わった。
午後からは神戸女子大学の金泰賢教授が「韓日関係の光と影」と題して講演。さらに、「韓紙を使った小物作り教室」も行った。この日の参加者は団員を含め、地域住民50人。県西部地区日韓親善協会からも岩崎光春会長が参席した。
金支団長は「民間で相互理解を深めるのが大事」と、9月には「韓日友好ハンマダン親睦ゴルフ大会」を予定している。
(2015.7.29 民団新聞)