【鳥取】民団鳥取本部(薛幸夫団長)は10日、鳥取大震災(1943年)で崩落した旧荒金鉱山で被災した韓半島出身の労働者と地域住民合わせて65人を弔う第73回慰霊祭を現地公民館で行った。
祭主を務めた薛団長は、「この地で非命に倒れた同胞の先輩たちは強制であれ半強制であれ、日本の植民地支配によって渡航を余儀なくされた人たちだ。皆さんと一緒に慰霊することで、記憶を継承していきたい」と呼びかけた。
慰霊祭には町長、県議会議員らの来賓と地域住民ら60人が参列し、祭壇に向かって献花。広島韓国伝統芸術院の朴裕恵代表らが鎮魂の舞を披露した。現地にはいまも韓国人25人と日本人2人の遺骨が埋まったままになっている。
(2015.9.16 民団新聞)