掲載日 : [2016-07-13] 照会数 : 6681
<大阪青商>避難所で炊き出し…韓国食など300人分
[ 被災者の期待を背負って調理に汗を流す青商会員 ]
【熊本】大阪韓国青年商工会(金洋平会長)は1、2の両日、熊本地震で被災した住民の避難所に指定されている上益城郡益城町立広安西小学校で炊き出しを行った。会員18人が青商のシンボルマークをあしらったそろいのポロシャツ姿で汗をかいた。民団熊本本部からも役員らが応援に出向いた。
1日目の夕食メニューはプルコギ、チヂミ、わかめスープ、ご飯、焼きめし。テントの前には行列ができた。チヂミを初めて食べたという住民の姿も目立った。2日目はお昼にたこ焼きと焼きそばを調理して提供した。食材は2日間で準備した約300人分をすべて使い切った。
炊き出しの合間をぬって、サッカー好きな男の子たちとは一緒になってボールを蹴った。スーパーボウルを浮かべた大きなすくい用プールにも子どもたちの人だかりができた。
今回の炊き出しは金会長の発案。今年4月の総会で会長に選ばれたとき、その場で会員に呼びかけた。金会長は「被災者のみなさんに喜んでもらったことで疲れを感じなかった。特に子どもの笑顔が忘れられない。やってよかった」と話した。
(2016.7.13 民団新聞)