掲載日 : [2003-12-10] 照会数 : 4918
民族教育の保障求め大阪府交渉 同胞市民の4団体(03.12.10)
【大阪】大阪で公立学校における民族教育の制度保障を求める対大阪府交渉が4日、大阪市中央区の日赤会館でもたれた。
この交渉は民族教育文化センター、民族教育をすすめる連絡会、同胞保護者連絡会、在日韓国民主人権協議会の4団体が10月に大阪府に提出した要望書に対するよるもの。大阪府教育委員会から各担当者が出席、民族学級への支援策や本名施策などをめぐって話し合いが持たれた。
冒頭、大阪府立大学の入学試験に韓国・朝鮮語を導入することと関連、府立大学の担当者は「試験科目を最終的に決定する大学の機関に継続的に韓国・朝鮮語の導入を働きかけていきたい」と表明した。
民族学級の支援策問題については、大阪府が民族学級などの活動を充実化させている一方、府内の衛星市では財政状況を理由に民族教育支援事業を予算カットするなど一部で取り組みが後退している事実も指摘された。大阪府の担当者はこれについて、各市が独自に取り組んでいる事業であることを前提としつつも、早急に実態把握を行い、府として何ができるかを示したいと回答した。
(2003.12.10 民団新聞)