掲載日 : [2003-12-24] 照会数 : 4551
脱北者支援へ慈善音楽公演 韓国中央会館で(03.12.24)
脱北者を支援するチャリティコンサートが13日、東京・南麻布の韓国会館で開かれ、脱北者5人を含め100余人がクラシック音楽などを楽しんだ。
趣旨に賛同して出演したのは、在日同胞バイオリニスト、ジョン・チャヌ、権龍模の両氏のほか、9人編成のスカバンド、MOODY☆RUDYの3組。
タレントの金泰希さんの司会で、権さんのオリジナル曲「雨上がりの空」など5曲、メンバーに在日同胞(辛成学、呉福実)を含むMOODY☆RUDYは、「アリラン」など8曲を演奏、会場をわかせた。また、ジョンさんは、祖父も北送同胞であることを声をつまらせながら告白。北送同胞のために「カゴパ(帰りたい)」を独奏して涙を誘った。
収益の10万円は、ジョンさんから「北朝鮮難民救援基金」の加藤博事務局長と「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」の谷川透関東支部長に伝達された。
主催した哲恩実行委員長は、「地上の楽園という美辞麗句に騙され、北に渡った同胞のその後の苦しさは、過去のことではない。北送同胞と脱北者に思いをはせてほしい」と挨拶した。
(2003.12.24 民団新聞)