掲載日 : [2017-11-08] 照会数 : 7906
<婦人会東京>根気とアイデア光る…国際文化作品展
[ 作品展会場で河貴明会長(左)と崔金粉常任顧問 ]
「第36回国際文化作品展示会」(婦人会東京本部主催)が10月25、26の両日、東京・港区の韓国中央会館大ホールで開催された。同本部管内21支部と東京日韓親善協会連合会(保坂三蔵会長)から丹精を込めた書画や川柳、各種工芸作品など約700点が寄せられた。
今年は根気の要る細かな手作業を積み重ねたものと思われる力作が目立った。綿棒1800本を使って組み立て、あたかも分子構造模型を想起させる作品もその一つ。足立支部の作品はラップやトイレットペーパーの芯を薄くカットしたものだが、額縁に納められた作品からは素材を超越した美を感じさせた。
品川支部の李斗致さん(87)は江戸時代に宿場町としてにぎわった品川の風景を模型で再現した。海の押し寄せる波打ち際は本物の貝殻と小さなガラスやおはじきを使った。当時から有名な御殿山の桜も手作りした。李さんは「愛する品川」の歴史を振り返るため、何回も地元の資料館や美術館に足を運んだ。
今年は金昭夫さん(豊島区、民団中央本部生活相談センター所長)も本格的な書を初出品し、注目を集めていた。
(2017.11.8 民団新聞)