掲載日 : [2017-11-15] 照会数 : 7716
「歴史を反面教師に」…「耳塚」慰霊祭、日本人僧侶も参列
[ 韓国国立民俗国楽院が「慰霊の舞」を捧げる ]
【京都】豊臣秀吉が韓半島を侵攻(壬辰倭乱1592〜1598年)した際に殺りくした同胞の耳や鼻を埋めたとされる京都市東山区にある史跡「耳(鼻)塚」で慰霊祭が行われた。
檀王法林寺(左京区)の信ケ原雅文住職が塚の前で念仏を唱え、追悼した。韓国茶道協会京都支部の尹道心支部長は献茶、韓国国立民俗国楽院も「アリラン」の曲に合わせ慰霊の舞を捧げた。
主催したソウルの社団法人「ギョレオル活動国民運動本部」の姜基洪本部長は「過去の歴史を反面教師として韓国と日本が世界平和のために、前進していかなければならない」と述べた。
慰霊祭は2007年から毎年営まれており、10回目の昨年からは日本の僧侶も参列している。
民団京都本部の河相泰団長、婦人会京都本部の金和子会長ら150人が参列した。駐大阪総領事館から河泰允総領事、民団大阪本部から金明弘副団長も駆けつけた。
(2017.11.15 民団新聞)