掲載日 : [2017-11-15] 照会数 : 7427
<瀬戸内市>喜びの通信使再現…密陽市からも行列に
[ 韓日両国から200人が参加した再現行列 ]
【岡山】「朝鮮通信使」の行列を再現するイベントが5日、瀬戸内市牛窓地区で行われた。ユネスコが「朝鮮通信使に関する記録」を世界記憶遺産に登録すると発表した直後だけに、現地はお祝いムードに包まれた。
イベントは住民が主体となって2010年から開催する瀬戸内牛窓国際交流フェスタ(同実行委員会主催)の一環。韓日の200人が華やかな衣装で牛窓町公民館から通信使三使の宿館として利用された本蓮寺(国史跡)まで約2㌔を練り歩いた。瀬戸内市と友好都市の縁組みを結んでいる慶尚南道密陽市からも中学生らが参加した。
通信使が船で瀬戸内海に入った史実に倣い、行程の一部には今回初めて海路を導入した。到着地の本蓮寺では正使役の朱哲完駐神戸総領事と藩士役の武久顕也市長が「国書」の交換儀式を行った。
瀬戸内市はイベントに先立つ4日、密陽市の朴石済副市長をはじめとする訪日団15人を招いて歓迎晩餐会を開いた。民団岡山本部から宋燦錫団長ら幹部が参席した。
(2017.11.15 民団新聞)