掲載日 : [2017-11-29] 照会数 : 7538
復活プンムルノリ…桜本商店街パレード
[ オリニ約50人が躍動的なパフォーマンスを披露 ]
【神奈川】桜本プンムルノリが19日、桜本商店街振興組合主催の「第32回日本のまつり」でパレードした。同商店街は川崎市川崎区の同胞集住地に位置し、「川崎コリアタウンの台所」とも呼ばれている。昨年は諸般の事情で「まつり」そのものが中止となったため2年ぶりの復活となった。
先頭はチャンゴとソゴを演奏するオリニたち。その後を婚礼衣装など韓服で盛装した成人の男女と車いすに乗った在日1世の高齢者サークル「トラジの会」が続く。総勢150人近い規模だった。プンムルの一隊は桜本から多文化共生のメッセージを発信している川崎市ふれあい館が組織。いまや「日本のまつり」に欠かせない存在となっている。
パレードがキムチやチヂミ、豚足などを商う露天やフリーマーケットの立ち並ぶ商店街を行くと、缶ビールや酎ハイで盛り上がる見物客から大きな声援が送られた。市からふれあい館の運営を委託されている社会福祉法人青丘社の重度理事長も笑顔で見守った。
「トラジの会」はパレードに先だってステージにも出演し、韓国民謡の「アリラン」「ノドルカンビョン」を歌い踊って喝采を博した。
(2017.11.29 民団新聞)