掲載日 : [2017-12-12] 照会数 : 8610
韓日改善へ期待大…李洙勲大使歓迎会(民団主催)
[ 挨拶する李洙勲大使 ]
李洙勲駐日大使の歓迎会が8日、民団中央本部が主催して都内で開かれた。全国の民団や傘下団体、韓人会などから250余人の幹部らが、新任大使の前途を祝した。呉公太団長は「着任2日後に在日学徒義勇兵戦没者慰霊忠魂碑に献花したのが、李大使の初の公式行事だった」と紹介し、在日同胞への大使の思いを称えた。また、「民族学校の増設や次世代育成、地方参政権の獲得など、同胞社会の問題解決に大使の知恵とリーダーシップに期待する」と結んだ。
李大使は「韓日両国は1965年の国交正常化以降、政治、経済、社会、文化など各方面でお互いに発展してきた。昨今の関係悪化で在日同胞も辛い思いをしてきたが、文在寅政権の誕生で日本の安倍政権と2度の首脳会談をはじめ、9度の電話会談も実施してきた。シャトル外交も決まり、近いうちに文大統領訪日も期待できる。そうなれば、関係改善に大きくはずみがつく。文大統領の訪日に向けて大使として最大限努力する」と決意を述べた。
在外同胞財団の韓佑成新理事長が「ウリヌン(私たちは)」と呼びかけ、会場が「ハナダ(一つだ)」と応える乾杯の音頭で祝宴が始まった。
元朝日新聞ソウル支局長の小田川興さんは「ソウルで何度か研究所を訪問してお会いし、東京に来られた際には、学者やジャーナリストらを募って研究会を開催した。厳しい日韓関係の中、『ピンチをチャンス』に変える力を備えた大使の就任を心より祝い、歓迎する」と喜んだ。
婦人会東京本部の康仁順常任顧問は「北韓と対峙する厳しい情勢の中で、文大統領にはわが国をしっかり守り、李大使には民団と協力してよりよい在日社会をつくってほしい」と願った。
(2017.12.08 民団新聞)