掲載日 : [2017-12-20] 照会数 : 7095
朝鮮通信使碑と足尾銅山を見学…民団栃木遺跡探訪
【栃木】民団栃木本部(崔龍治団長)は26日、江戸時代の朝鮮通信使ゆかりの歴史文化遺跡を訪ねる研修会を行った。新定住者や日本国籍者を含めて42人が参加した。
はじめに、杉並木公園内の朝鮮通信使今市客館跡に建てられた石碑を見学し、碑の清掃も行った。ここは日光を3回訪れた朝鮮通信使のため豪華な客館を新築した場所。
このほか、1940年から日本の敗戦時までに韓半島から2416人が徴用され、過酷な労働を強いられた足尾銅山(現日光市足尾町)にも足を運んだ。現場には古ぼけた「足尾朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑」が建ち、犠牲者の名前も確認できる。民団栃木本部はここに「半島出身者殉国者慰霊碑」の建立を計画している。
(2017.12.20 民団新聞)