掲載日 : [2017-12-20] 照会数 : 7866
地元出身外交官澤田廉三を検証…民団鳥取「在日講座」
【鳥取】民団鳥取本部(薛幸夫団長)はこのほど同本部での第35回在日講座で地元出身の外交官僚、故澤田廉三を取り上げた。タイトルは「日韓会談と澤田廉三」。講師は県公文書館の歴史家西村芳将氏が務めた。
澤田は1953年のサンフランシスコ講和条約発効後、初代の国連大使としてニューヨークに赴任し、日本の国連加盟実現に努力した。一方、58年には第4次日韓会談の日本側首席代表を務め、「われわれは、三度起って三八度線を鴨緑江のそとへおしかえさねば先祖に対して申し訳ない……」云々の発言をしている。
西村氏は「この発言は当時の日本政府、および国民が保持していた心情ではなかったか」と的確に分析した。
(2017.12.20 民団新聞)