掲載日 : [2017-12-20] 照会数 : 10434
一足早くクリスマス…オリニ冬季交流会 各地で
[ 一足早くクリスマス ] [ 子どもたちが韓国語で歌を披露(桑名支部) ]
クリスマスにちなんだオリニ冬季交流会が各地に広がっている。
民団北海道本部(李圭亮団長)は16日、北海道韓国文化会館で開催。オリニ50人がサンタさんからプレゼントをもらうのも忘れるほど、韓国の伝統的なゲームに熱中していた。
合同開催で満員
民団東京・荒川支部(秦富澤支団長)と足立支部(金昌浩支団長)の合同オリニクリスマス会が10日、荒川支部会館で開かれ、約70人のオリニが集まった。会場は所狭しとぎっしりの超満員状態。つめかけたオリニたちの歓声がこだました。
まず、民団荒川支部の役員と婦人会員らが用意した焼き肉、焼きそばなどで腹ごしらえすると、青年会荒川支部(鄭昌晃会長)と足立支部(文仁寿会長)のメンバーが、チェギチャギの羽を使ったピンポン、ろうそく消し大会などを楽しんだ。
鄭会長が「みんな、アンニョン」と呼びかけると「イェー、アンニョンハセヨー」と元気なあいさつで応えた。
金秀吉民団東京本部団長もかけつけ「民団会館でたっぷり楽しんでください」とあいさつ、秦荒川支団長と金足立支団長も「きょうは青年会のお兄さん、お姉さんたちと一緒に楽しい一日を」と激励した。
この後、青年会のメンバーが扮したサンタクロースとトナカイが入場すると、オリニたちから大歓声。クリスマスプレゼントが当たるビンゴゲームが始まると、出てきた番号が発表される度にどよめきが響いた。
鄭会長は「こんなに多くのオリニが集まってくれてとても嬉しい。将来、学生会や青年会にも参加してくれるよう、オリニ事業を継続していきたい」と語っていた。
ケーキを手作り
千葉韓国教育院(韓相美院長)は16日、千葉韓国会館で「土曜学校」に通うオリニたちを対象にクリスマスパーティーを開いた。青年会千葉本部(鄭直樹会長)との共催で、留学生も応援に加わった。子どもたち17人は4つの班に分かれ、2段重ねのスポンジケーキにホイップクリームを塗り、チョコレートとイチゴなどでデコレーションしていった。できあがると、小さく切り分けて手作りの味を楽しんだ。
パーティーに先だっての授業では韓国語版のクリスマス動画を見ながら担当の講師と一緒になって日本語に翻訳し、「ジングルベル」も韓国語で歌った。
40年前から継続
民団三重・桑名支部(金徳俊支団長)のクリスマス会は同会館で40年以上続く恒例行事。16日は3、4世代を中心に100人近くでにぎわった。
金支団長は「今日は一日、楽しく過ごしてください」とあいさつ。オリニたちは「キラキラ星」の歌を韓国語で歌い、会場を和ませた。また、同支部韓国語講座に通っている日本の生徒たちもクリスマスソングを韓国語で披露した。
婦人会桑名支部は参加者のためにキムチ、チヂミ、カレー、ケーキなどを用意した。三重本部の殷慶基団長は成長していくオリニたちの姿に目を細めていた。
テコンドに夢中
民団兵庫本部(李圭燮団長)は昨年に続き2回目の開催。9日、神戸韓国教育院にオリニや保護者80人が参加した。
テコンド世界連盟国際師範の資格を持つ李光浩8段がテコンドの模範演武を披露。オリニたちもミット蹴りや回し蹴りに挑戦した。土曜学校に通っているオリニたちのサムルノリ演奏もあった。
昨年から孫を参加させている婦人会兵庫本部の李慶子常任顧問は「子どもたちが小さいこの時期に、韓国の文化を見せて体験させることで、同じルーツをもつ友だちもできる」と話していた。
(2017.12.20 民団新聞)