共存共生わかち合う両国
姜昌一・韓日議員連盟会長(宋永吉引率団長代読)
民団
は1946年10月の創立以来、祖国愛と同胞愛を堅持しながら韓日両国の懸け橋となり、平和統一実現へ、在日同胞のパワーを集大成した団体です。今、民団は韓国と日本をこえて、世界に向けた運動と事業を展開しながら、韓半島統一のために励んでいます。
民団が歩んできた70年は同胞の歴史であり、近現代史の生きた証でもあります。民団は在日同胞1世にとって温かい懐となり、故国を離れ異郷に暮らす寂しさを慰労し、推進した多くの事業は、大韓民国の一員であるという自負心を強める原動力となりました。改めて感謝申し上げます。
韓国と日本は、長い歳月に積み重なった過去の歴史と向き合うとともに、共存・共生を分かち合うパートナーとして、より密接な関係づくりに努力しなければなりません。同時に、政治、経済、文化など多岐にわたる協力と両国の相乗効果を生み出すことこそ、時代が求める両国の未来像だと認識すべきです。
それには両国政府の努力だけでは解決しません。日本に住む民団団員一人ひとりの祖国への思いと行動が重なってこそ、韓日両国の新たな歴史を描くことができます。これは、民団の時代的要求とも言えるでしょう。
私は昨年、韓日議員連盟の会長就任以来、日本政府と絶え間なく交流する機会に恵まれました。
昨年12月、東京で開かれた合同総会を通じて、東北アジアの安全保障問題を含む過去の歴史の解決、日本国内のヘイトスピーチ対策や平昌冬季五輪成功開催などを議論し、両国の懸案解決にむけた協力の基盤づくりを行いました。
韓日が新しい歴史へ進もうとする今こそ、民団は、共生関係の回復と在日同胞の声と力を発揮する求心体となり、両国の懸け橋になっていただくようお願いします。
日本首脳の五輪出席ぜひ
宋永吉・韓日議員連盟引率団長(共に民主党国会議員) 一昨年、ヘイトスピーチ対策法の制定に向け努力をいただいた、日本各政党の議員の皆様にお礼を申し上げたい。
呉公太団長をはじめ、民団の皆様が平昌五輪の後援へ多大な力を寄せていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
今、話題となっている慰安婦問題の韓日合意については、その課程において、一部問題があったと思います。それは補完していく必要があると考えています。
文在寅大統領が新年辞でも述べているように、慰安婦の方の名誉回復に努力していくとともに、韓日関係の発展も併行して努力していくべきだと思います。
平昌五輪には北韓も参加することになり、各国の首脳も参加する。日本の首脳も是非ご参加いただきたい。そして、平昌五輪の成功から東京五輪の成功へと繋げていく場になってほしい。
韓日議連としても日本の議員の皆様を熱くお迎えしたい。
平昌五輪への協力に感謝
金守漢・韓日親善協会中央会会長(元国会議長) 平昌五輪の成功開催に向け、民団の皆様の協力に心から感謝したい。そして、この平昌五輪を通じて、より堅固な韓日友好関係が構築されることを切に願っています。
これからも民団の皆様が韓日両国の懸け橋として、そして、全同胞が団結して飛躍していくことを願っています。
(2018.01.17 民団新聞)