掲載日 : [2018-01-31] 照会数 : 8243
故尹隆道先輩の思い出語りあう…青年会OBら
[ 青年会中央2〜4代会長を歴任したOBによる鼎談 ]
在日韓国青年会東京本部と中央本部の初代会長を歴任した故尹隆道さんを偲ぶ会が20日、東京・港区の韓国中央会館で営まれた。
青年会中央本部(朴裕植会長)、東京本部(鄭昇栄会長)と青年会OB全国連絡会(李純午会長)、青年会東京OBクラブ(郭邦植会長)らが共同呼びかけ人となり、現役の青年会員をはじめ、OBや縁の深かった知人ら70人余りが参加した。
集いの始めに青年会結成の経緯や、70年代に展開した在日同胞青年のセマウル運動への参与として実施した「セマウムシムキ運動」、後輩たちへのメッセージを語ったインタビュー映像が流され来場者は在りし日の故人を偲んだ。
李純午氏は「青年会中央40年の歴史の中で多くの青年が輩出されてきたが、先輩はそんな人たちに多くの影響を与えてきたと思う。今後も先輩の遺志をしっかり継承していきます」と遺影に誓った。
郭邦植氏は「先輩と初めて出会ったのは18歳の時。青年会結成への燃えたぎる目を見ていつもあこがれていた」と当時をふり返りながら、「在日青年たちに多くの勇気を与えてきた先輩が逝ってしまい、とても悲しく、さみしく、悔しいです。私から『青年会栄誉賞』と『青年会殿堂入り』を授与しますのでどうぞ受け取って下さい」と故人に捧げた。
朴裕植会長による献杯後、林三鎬、鄭夢周、權清志の2〜4代目中央会長による鼎談が行われ、故人との出会いや青年会時代のエピーソードなどを語り合ったほか、参会者から故人の隠れた素顔を紹介する裏話も披露され、会場からはどよめきも起こった。
遺家族を代表して夫人の成永順さんが「しめっぽいことが嫌いだった主人だけに、皆さんの貴重なお話を聞かせていただき、とても良い偲ぶ会でした。感謝します」と述べた。
(2018.1.31 民団新聞)