掲載日 : [2018-02-14] 照会数 : 8340
<民団豊島書道教室>70歳の手習いめざすは初段…金昭夫常任顧問
民団豊島支部「書道教室」に同支部常任顧問の金昭夫さん(72)が新たに入会し、初段をめざして練習を重ねている。
金さんが書道を本格的に学んだのは小学生の一時期だけ。習字の授業では作品がその都度、廊下に張り出された。3年生になると、そろばんと習字の教室に通った。しかし、長くは続かなかった。3カ月目になると貧しさから月謝が払えず、中断したのだ。金さんは当時を振り返り「お金のことはお母さんに言えなかった」と振り返った。
金さんは昨年秋、童心に返って筆を握り、婦人会東京本部「国際文化作品展」に初出品したところ、大きな反響を呼んだ。同支部で20年以上にわたって指導している講師の檜村鋭心さんは「筆に力がある」と評している。婦人会支部の南光子会長は「婦人会主導の書道教室に男性が加わり、活気が出てきた」と喜んでいる。
同支部の文化教室は書道のほかカラオケ、韓国語がある。3月からはパソコン教室も再開される予定。
(2018.2.14 民団新聞)