掲載日 : [2018-02-14] 照会数 : 8133
次期3機関長候補者…演説会で活発な質疑
22日の第54回定期中央大会で選出される新3機関長にそれぞれ単独立候補している呂健二団長候補、朴安淳議長候補、梁東一監察委員長候補は12日、中央選挙管理委員会(辛容祥委員長)の主催のもと関東地協で合同演説会を開いた。中央委員や代議員、団員ら131人が各候補者の所信を聞いた後、質疑応答が行われた。
近畿(3日開催、215人出席)、九州(4日、68人)、東北(7日、45人)、中国・四国(10日、72日)、中北(11日、122人)の5カ所の地方協議会には、520人を超える幹部が集まった。
呂団長候補は「在日韓国人の生活を守る一心で立候補した。中央本部から地方本部、支部までのこれまでの全国一律のやり方を検討し、民団の新しい形をつくる。団員との絆を掘り起こし、日本社会との関わりでは、友情をきっちり育んでいく」と訴えた。
朴議長候補は「少子高齢化と日本国籍者や新規定住者の増加などによって、在日同胞社会は大きく変化している。日本国籍者を受け入れようという意見と韓国人として生きようとする同胞を守るのが民団だという意見がある。みんなで時間をかけて協議したい」と所信を述べた。梁監察委員長候補は「6大綱領と第7次宣言、規約・規定を順守し、組織防衛・維持のために任務を徹底する」と強調した。
質疑応答では、呂団長候補に朝鮮総連との関係、3機関長の国籍条項などに関する質問が集中した。呂候補は「総連が在日を守る組織ではなく、国民を疲弊させている北韓に追従する現状では和合は厳しい。日本国籍者が地方本部の長になった場合、現在の綱領や太極旗に忠誠を誓うことができるのか。自治体交渉で知事に面談する際に民団を代表することができるのかといった問題などがある。今後も継続して協議を続けていく」と答えた。
(2018.2.14 民団新聞)