掲載日 : [2018-02-28] 照会数 : 8358
米軍空爆で死亡徴用同胞を慰霊…民団群馬本部
[ 慰霊碑に手を合わせる役員
]
【群馬】民団群馬本部(朴旋用団長)は10日、太田市内の曹洞宗金龍寺境内に建つ「朝鮮人犠牲者慰霊の碑」に詣で、第2次大戦中に米空軍の波状攻撃を受けて亡くなった同胞の霊を慰めた。
死亡した同胞は少なくとも20人。労務動員計画のもと旧中島飛行機太田製作所(現在は富士重工業群馬製作所)に徴用され、軍用飛行機の生産に従事していた。寺はこのうち、11柱の遺骨を預かっている。民団関係者8人が慰霊碑にキムチなどを供え、手を合わせた。
碑は当時の民団太田支部と総連東毛支部が市長や市議会、富士重工業などに働きかけて70年4月8日に建てた。
(2018.2.28 民団新聞)